全国的には旧暦10月は神無月ですが、私の住むここ出雲地方は各神社に全国の八百万の神々が集われることから神在月(かみありづき)となります⛩️
先ずは神々を迎える「神迎祭(かみむかえさい)」から始まり、「神在祭(かみありさい)」、そして最後に全国に神々をお見送りする「神等去出祭(からさでさい)」が行われます🎶
出雲大社では、11月6日(旧暦10月10日)に出雲大社の西方にある稲佐の浜で神迎神事が夕刻行われ、神事が終わると浜から出雲大社まで約1kmの「神迎え道」を延々と行列が続き、その後出雲大社神楽殿において国造以下全祀職による「神迎祭」が執り行われます。
それが終わって漸く神々は神社の旅(宿)社である東西の十九社に 鎮まられます💤
神々が滞在される旧暦10月11日〜17日までの7日間、人が決めることの出来ない縁結びや来年の収穫など人生諸般の事について神議り(かみはかり)にかけて決められると言われます💡
出雲大社での神迎祭が終わると、引き継ぎ松江市の佐太神社で神在祭があり、旧暦10月26日に同じ出雲市内斐川町の万九千神社において八百万の神々がそれぞれの国にお還りなると言われ、同日出雲大社でもご祭神である大国主大神にその旨をお伝えする神等去出祭が執り行われます。
神迎神事の行われる稲佐の浜
稲佐の浜から歩いて行く神迎えの道です
日本一の大注連縄があり昨年6月に更新
出雲大社本殿
神々が鎮まられる十九社、本殿の西側(写真上)と東側(写真下)に配置
旧大社線の大社駅🚉で、ここから神門通りを歩いて一の鳥居に向かってました
一の鳥居、宇迦(うが)橋の大鳥居。1915年大正天皇の即位を記念して建立、当時日本一の大きさで中央の額だけで6畳の大きさ
一の鳥居から二の鳥居に向かって真っ直ぐ伸びる松並木の綺麗な神門通り
二の鳥居側から見た神門通り
二の鳥居、勢溜(せいだまり)の大鳥居
この鳥居の前の交差点より14日に日本三大大学駅伝の開幕戦となる出雲学生駅伝のスタート地点です🏃
三の鳥居、松の参道の鳥居(中の鳥居)
鉄製の鳥居で3つの参道が別れてあり、中央は昔皇族や貴族、勅使だけが通ることが出来る道でしたが、今は松の根を保護するため両サイドの参道を通るようになっています🚶
四の鳥居、銅の鳥居でその先に拝殿が有ります
拝殿、1tの大注連縄があります